昨日のお話し。

娘は今、試験中。
朝、送り出して
用事を片づけていたら
携帯電話が鳴った。

家族だけ、違う音に設定
してあるので鳴ったときに
「誰やろ？」と思った。
不安がよぎる、ザワッ…。

みると娘からだった。
「どうしたん？」というと
慌てた声で事情を説明しだした。
駅で教科書をみていたら
乗り過ごしてしまったらしい。

試験が始まる時間なのに
今、ようやく駅に着いた
時間が３０分しかない
試験なのにという。

ホッとした。
「なんもなかったらそれでいい。
慌てんと学校に行って
受けられそうなら
わかるとこだけ書いて出し。
大丈夫やから」というと
「わかった」と言って
電話を切った。

その後、どうなったかなぁ
とホワン思っていたら
帰るメールが送られて来た。
時間はなかったが
一応、受けられたらしい。

娘はお昼に食べ放題のお寿司
にいくといっていたので
「お腹が、はれつせん程度に
いっぱい食べておいで」
とメールを終える。

ふと…このやり取りで
「私も、救われた」と気がづいた。

こんな声かけが
できた自分に救われて
こんな声かけを
してほしかった自分が
救われた。

親としての「現在の私」と
子どもとしての「過去の私」
そのふたつの魂が喜んでいる。

自分のことを
自分が背負っていく。
その事実は、確かに毎日
しんどく辛いけれど
こうして自分で自分のことが
できたときだけは
自分で背負っていてよかったと
ココロから思える。

あぁ、空もココロもいい天気。