種まき工房

疲れたココロが、少しでも軽くなりますように。そんな「願いの種」を一粒ポロリ。

home 種まきブログ アブレーション手術、4

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2日目。
6:30起床。
7時に朝食だが手術のため
絶食だった。
私の手術は2番目の予定
だいだい13時頃とのこと。

時間が近づいたとき
緊急手術が入ったと伝えられる。
何時に終わるかはわからないが
今日中に、必ず手術をするので
ということだった。

手術の準備のため
左腕に点滴をする。
そうこうしている間に
順番がきた。

浴衣に着替え
尿道カテーテルを入れる。
しかし、あまりの違和感に
不安発作を引き起こした。
膀胱炎のような感覚。
イヤだぁ、この感覚が続くの?
外したいと半泣きになって
立ち尽くしてしまった。

看護師さんが
「大丈夫ですか?」と言って
先生に連絡を入れてくれ
「落ち着いてからでいいと
言ってますから」と伝えてくれた。

でも、このまま
こうしていても何も進まない。
何分か経ってから
「このままいてても
どうしようもないので行きます」
と言ってストレッチャーに
横になる。

病室を出たところに
実母と夫がいてくれて
手を握ってくれた。
涙が出て来てきて少し泣いた。
でも「見送りはここまででいいから」
と伝えて、覚悟を決めて
運ばれていった。

カテーテル室に入ると
先生たちが待っていた。
不安を軽減するために
安定剤のようなものを注射すると
アタマがボヤァとした。
それからベッドに移動。
背中に何かを貼ったり
いろいろなものを装着。

不安を軽減するために
私は首からカテーテルを入れず
右足の足の付け根と
右腕からカテーテルを入れる。

カテーテル室は寒いかなぁ
と思っていたがそうでもなく
消毒薬も温められていて
塗られても冷たくなかった。

先生が「どう?」と聞かれたので
そのときはもうボヤァとした
感覚もなかったので
「今はもう普通の状態です」
と答える。
「薬をまた入れられるので
痛かったら言ってね」
と伝えてくださった。

カラダの上に手術着のような
ものをかけられ手術開始。
足の付け根に
局部麻酔を打たれたが
痛みはさほどでもなかった。

先生たちがなんじゃかんじゃと
言っているのを聞きながら
手術をされる。
腕から1本、足の付け根から3本
カテーテルを入れて行った。

それから検査がはじまった。
電極から電気を流し
不整脈が起こっている場所の
確認をしていく。
いつもの発作が起こった。
ドキドキドキドキ…
耐えられないことはないが
とはいえ、しんどいのは確か。

場所が確認できたら
その場所を焼灼する。
先生が「痛そうなら前に言って」
といわれたが、前にいうって?
どうしたらいいのかなぁと
思った。

そして、焼灼。
少し熱くて少し痛い
それくらい感じだった。
心臓が熱くなるのは
はじめての経験だったな。
その後、少し時間をおいて
発作がおこらないかを
再度確認をして終了。

先生に「どれくらい
時間がかかりましたか?」
と尋ねると約2時間ほどで
最短記録だと言われた。
成功率は100パーセント
ではないが、ほぼ大丈夫だと思う
と言ってくださった。

その後、足の付け根を
テープでグイグイ押さえて
止血をし1キロの砂袋を
のせてストレッチャーに
移動させられた。

病室に戻る途中
気分が悪くなったが
なんとか病室までたどり着いた。

病室に戻ってからは
絶対に安静。
私の場合、結果的には
5時間ほどだった。

足もどこも動かせないので
背中と腰が痛くて痛くて
カラダをよじったり
しながら耐えた。

晩ご飯をおにぎりにして
もらったのだが
頭痛とそんな状態なものだから
結局、食べられず。
当日は、食事も水分も
ほとんど取れなかった。

夜22時過ぎにようやく
止血テープをはずしてもらえた。
寝返りをうってもいい
許可が出たが
動くと尿道カテーテルが
動くのでとても気持ちが悪く
結局、ほとんど動けず。
早く明日になってほしい
と強く願いながら
長い長い夜を過ごす。
朝が待ち遠しかった。


Posted by 種まき at 22:54