種まき工房

疲れたココロが、少しでも軽くなりますように。そんな「願いの種」を一粒ポロリ。

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過去から続く今

3月1日、友人の娘さんの12回目の誕生日だった。
実は、その娘さんは、ある事件で命を奪われ
この世から去っている。

友人と出逢ったのは、3年前。
親友が「ココロに種まき」を
手渡してくれたことが、きっかけだった。

毎年、親友がお誕生日と命日に
お花を送っているので
私もいっしょに送らせて頂いている。

今日、その親友と電話で話をした。
友人と2時間ほど、話をして帰ってきたという。
その語り合いの中で感じた思いを
私にも聴かせてくれた。

その思いを聴いて思ったこと
それは「忘れてはならない」ということ。

友人が、娘さんを亡くしてから
強く思っていることの一つに
「同じ過ちを繰り返さない学校・社会に」
という思いがあると、私は感じる。

しかし、現実は同じようなことが繰り返され
子どもたちの命が奪われる事件は、後を絶たない。
そして、その現実は友人を苦しめ続けていく。

私たちの社会は
過去という事実の上に、成り立っている。
過去から学び、今に生かしていく。
同じ過ちを繰り返さない。
それが、今という時間を生きている
私の責任だと感じている。

過去を忘れ
過去と切り離して
今を生きていくことはしてはならない。
過去をココロに刻み
過去とつながり続け
今を生きていかければならない。

今まで、友人の話は、あえてしなかった。
でも今日、親友と話をしていて
そうではなく、友人とつながる人間だから
感じることがあり
それを自分の思いとして語りつなげていくことも
大切ではないかと感じた。

忘れてはならない。
過去を、過去として終わらせてはならない。
今、私にできることをしていくことが
とても大切だと思う。

+  +  +

被害者をつくらないようにするためには
加害者をつくらないようにすることだと思う。
それはとても難しく
簡単なことではないことはわかっている。
でも、それしかない。

被害者をつくらないことだけに
意識を注ぐのではなく、同じくらい
加害者をつくらないことに
意識を注がなければならないと私は思う。

なぜ、そうなってしまったのか。
どうしたら、そうならないようになるのか。
そこを考え、自分のできることを
していきたいと私は思う。

私に何ができるということはない。
でも、私に何もできないということもない。
そう思う、私がいる。







Posted by 種まき at 00:25