避難所に郵便物が
届くようになったのを観た。
郵便局の人が、拡声器を使い
「〜さま、ご本人
または、ご家族の方
いらっしゃいますか？」
という。

すると「はい」と言って
郵便物を受け取りに
いかれるんだ。
その姿はやはりうれしそう
よかったなぁ。

でも…その姿をみていて
「郵便物が、届かない人は
すごく淋しいやろうなぁ」
そして、次に
「その方にハガキを
送ることができらなぁ」
と思えてきた。

今、避難所に避難されて
おられる方は、約２０万人。
３６５日、毎日ハガキを１枚
書いたとすると、約５４８年。
１００枚書くと、約５年５ヶ月
の時間が必要となる。

それをどう受けとめるか。
「書けない数ではない」
それとも「書けない数だ」
と考えるのか…。

この数日、悩み抜いて
出た答えは、後者だった。
ホンマに私は『あかんたれ』や。
それを認めることにする。

でも、あきらめきれない
自分がいたのも確かなんだ。
だから、避難所宛に思いを
届けることにしたい。

今日、描いた絵ことばは
「あなたが大切」１２枚。
この調子だったらあと何年
かかるかわからないや。

私は、立派なボランティアに
ならないことを
めざすことにしよう。