種まき工房

疲れたココロが、少しでも軽くなりますように。そんな「願いの種」を一粒ポロリ。

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* はじめに *

このつぶやきは
ご本人の許可を得ていることを
お伝えします。

彼女と過ごしている時間を
ここに残したいという思いと
彼女を通して感じることを
ここで伝えたいという思いから
書き残します。

+  +  +

実は、2月28日から
長野県に行っていた。
約30年ぶりの夜行バス。
「しんどくないかなぁ」と心配だったが
何とか本日、無事帰宅した。

長野というと「スキー?」
と思われるだろうが、そうではなく
友人のお見舞いに行ってきたんだ。

友人とは絵ことばハガキを通して
約3年前に知り合った。
このつぶやきにも過去
何回か登場したことがあると思う。

当時は、吹田に住んでいたのだが
入院を繰りかえさなければならないため
故郷、長野に帰っていった。

彼女の病気は「乳ガン」。
私と知り合ったときには
もう骨転移をしていた。

乳ガンがわかったのは
股関節が痛くなったことからだった。
何件かの整形外科に行ったが
理由が判明せず
最後に、総合病院に行って
乳ガンの転移だということがわかった。

その頃、まだココステは
JR吹田駅近くにあったため
ココステが終わってから
病院に寄って話をして帰っていた。

退院をしてからは
自宅にも遊びに行かせて頂いた。
彼女はパンをつくるのがとても上手
先生としての資格も持っている。
もちろんケーキもお手のもので
手づくりシフォンケーキを焼いて
おもてなしもしてくれた。

長野に帰ってからも
電話をしたり、メールをしたりして
関係は続いた。

昨年「女性のうつ」という
NHKの番組に出た際も
足をのばして逢いに行った。

その日の晩ご飯は、お鍋。
白菜が足らないというので
娘さんといっしょに近くのスーパーまで
歩いて買い物に行くことにした。

「長野特産のものはないかなぁ」と思い
少しみて帰ったものだから
息子さんが心配をして途中まで
向かえに来てくれた。

娘さんは1年生、息子さんは4年生。
その小さな二人が走って帰る姿をみて
「彼女はどんな気持ちだろう」と思った。
そう思うと、もう胸がいっぱいになって
涙が止まらなかった。

それから約1年ぶりの再会。
7時前に夜行バスは到着した。
宿泊先のホテルで時間をつぶし
路線バスに乗って病院に向かった。

つづく。

(写真:浅間山)




Posted by 種まき at 03:06