11月26日(土)
連載記事「小さないのち」
の反響編に
小さく活動が掲載された。
11月2日
3時間ほどのお話をし
メールでのやり取りもする。
私の約30年間を
22行で、伝えられるはずもなく
しかし、伝えなければ
伝わることはないと
伝え続ける私がいる。
カタチになった後の
いつもの疲労感に包まれる。
でも落ち着いたら
また歩いていこう。
私が送ったメールを
ここに掲載しようと思う。
これは質問に
こたえるために
書いた文章。
how-to系に表現している。
ココロのどこかに
残しておいてほしい。
そんなキモチなんだぁと
目の前の人を
受け止めてほしい。
そうすれば
小さないのちも
大きないのちも
救われる日が
いつかやってくる。
* * * * * * * * *
こんにちは、たかいたかこです。
特に、今、しんどさを抱えている
保護者は敏感ですので
それを前提にしてお答えしますね。
(以後は、保護者を母親と書きます)
声かけするときの
周囲の人のスタンスや視点が
母親に、1番伝わります。
母親の言葉だけを受け止めて
「対処」や「アドバイス」をし過ぎると
「それをできていない、あなた」
「それができていない、私」
という構図になりがちです。
まずは
アドバイスや結論づける前に
しっかり話しを聴いてもらえると
気持ちが、楽になります。
何をしんどいと思っているか
そこに寄り添ってもらえると
安心もできます。
そういう意味で、お勧めできない対応
⚫︎ 訴えを聞いて、安易にアドバイスをする。
「こんなことしてる?」「こうしてみたら?」
のような言葉は、母親が負担に感じます。
⚫︎ 自分の価値観や、母親像を押し付ける。
「母親は、こうあるべき」
「母親なんだから」
「母親なら、これくらいできるでしょ」
のような言葉は、できていない自分を
責めてしまいます。
⚫︎ 平均的な基準を元に
大きい小さい、早い遅い、などをいう。
見た目の言葉かけは
負担になることが多いです。
「かわいい 」は、小さい、成長していない。
「しっかりしている」は、 大きい、太り過ぎ。
のように、母親が気にしている言葉に
変換されて入ります。
⚫︎「おめでとう」などの表現はしない。
私は、出産の話しを聞いても
「おめでとう」とはいいません。
それは私が、その言葉を伝えられ
とてもしんどかったからです。
「おめでたく思えない私はおかしい」
と責め続けてました。
私は「お疲れさま」と伝えます。
母親に対して、ねぎらいの言葉を
伝える方が、どんな人であっても
負担になりにくいと思っています。
⚫︎ こどもの視点にだけ、立たない。
「こどもが、かわいそう」
「こどものことを、1番に考えないと」
一生懸命に子育てをしていて
しんどいと感じているのは、母親です。
更に求められ、認められないしんどさを
ますます抱えてしまいます。
ありがたい行動と支え
⚫︎ 母親の訴えを、しっかり聴く。
(多くの人ができることでも)「あなたは、それがしんどいんやね」
その人の、言葉に耳を傾ける。
⚫︎ 母親と一緒に考える。
悩みなどを「どうしたらいいか、一緒に考えていこう」
と共に、今できることを考えていく。
⚫︎ 目の前にいる母親に、言葉を伝える。
「こどものことは、今は少し置いておこうね。
私は、あなたのことが大切で、気になるんです」
と目の前で、訴えている母親自身に
声を届けてほしい。
⚫︎ 物理的な具体的なこと、主体的にこなす。
買い物、洗濯、掃除、母親が望むなら、こどもの世話など
とりあえず、他の人でもできることは
片付けていく。
「こんな言葉をかかてください。」
などという、ノウハウ的なものは
私はないと感じています。
そして、そんな声かけは
母親の気持ちを楽にすることは
難しいだろうなぁとも感じます。
たかいたかこ