子育てＣｏＣｏステーションでのお話。

ベビーベッドの
マットを支えている部分が
折れかかっているので
大きい子どもは乗せないようにと
連絡事項が書かれていた。

下からのぞいてみると
ちょうど中心の１本に亀裂が入っていて
ガムテープで応急処置がされていた。

ベビーベッドは「赤ちゃんの寝るところ」
と２歳前後の子どもたちには伝えているが
でも、子どもたちにとっては
「私も寝てみたい」「乗ってみたい」
と思うステキなところようだ。

だから、どうしてもというときは
「ドンドンしたらアカンで、約束してくれる？」
と言って、それでＯＫがとれれば
私は、お布団をめくって
その思いに答えたりするときがあった。
でも今の状態じゃダメだ、危ないや。

先日、そのベッドの修理が完了した。
ベッドの下に支えを２本入れて下さったので
より丈夫になったと思う。
これでもうだいじょうぶだろう。

「どれどれ」と下から確認してみると
亀裂にはっていたガムテープが
残っていて顔をのぞかせていた。

「テープ残ってるやん」
と思って取ろうとしたが
支えの下になっていて取ることができなかった。

でも、そこでふと
「このままテープをはって置いたら
子どもたちは、まだつぶれていると思うから
いいかもしれないなぁ」
と思った。

「うそも方便」ということわざがあるが
それに似た感じだった。
基本的に自分自身はそう言われても
うそをつくことに罪悪感を持ってしまう
タイプではある。

でも今回は、なぜか
ココロにストンと落ちた。
正直であることもいいけれど
ときには、あいまいにしておくことも
またヨシなんだなぁ。

ほんのちょっぴり
ココロの幅が広くなった気がした。
それが、うれし。